2023年8月30日放送のそれって実際どうなの課で、「MCTオイルは本当に痩せるのか?」という検証が行われました。
お笑いコンビのザ・たっちが、この検証を実際に行いました。
同じ食事メニューを3日間摂取し、片方はMCTオイルを使用、もう片方は使用しないという条件で行われた実験です。
【検証結果】MCTオイルで双子・ザたっちは痩せた?
この実験では、兄のたくやさんがMCTオイルを摂取し、弟のかずやさんは摂取しないという条件で行われました。
二人は同じ高カロリーな食事を摂りながら、体重の変化を比較しました。
検証期間中、二人は以下の条件で生活を送りました。
・食事内容:1日約2500kcalの高カロリーメニュー(麻婆炒飯、カルボナーラ、カツカレーなど)
・運動量:特に制限なし。
・MCTオイルの摂取方法:たくやさんは毎食に大さじ1杯(約15ml)のMCTオイルを追加。
このように、二人が同じ環境で生活することで、MCTオイルの効果だけを比較すること可能になりました。
そして、3日間の検証結果は以下の通りです。
初日:75.9kg → 最終日:75.9kg(変化なし)・たくやさん(MCTオイルあり)
初日:77.2kg → 最終日:76.1kg(-1.1kg減少)
この結果から、MCTオイルを摂取したたくやさんは体重が減少し、一方でかずやさんには変化が見られませんでした。
専門家によると、この差は「腸内環境の改善」と「脂肪燃焼効率の向上」によるものとされています。
MCTオイルにダイエット効果が期待できる理由
今回の検証結果について、専門家からも興味深い見解が示されました。
ここでは、MCTオイルにダイエット効果が期待できる理由について解説します。
脂肪として蓄積されにくい特性を持っている
MCTオイルの中鎖脂肪酸は、一般的な長鎖脂肪酸とは異なる代謝経路をたどります。
吸収後、直接肝臓に運ばれ、エネルギー源として即座に利用されるため、体脂肪として蓄積されにくいのが特徴です。
この特性により、摂取した脂質が効率よく消費されるため、ダイエットに効果的とされているのです。
食欲を抑制する
MCTオイルを摂取すると、「ケトン体」と呼ばれる物質が生成されます。
このケトン体は脳の満腹中枢を刺激し、空腹感を抑える働きがあります。
これにより食事量を自然と減らすことができ、無理なくカロリーコントロールが可能です。
また、満腹感の持続によって間食を防ぐ効果も期待できます。
脂肪燃焼と代謝の促進
MCTオイルは脂肪燃焼を促進する「ケトン体回路」を活性化させます。
この回路では、糖質ではなく脂質が主なエネルギー源として利用されるため、体内の余分な脂肪が効率よく分解されるのです。
また、基礎代謝を高める作用もあるため、運動時だけでなく安静時にもカロリー消費量が増加します。
筋肉量を維持する
ダイエット中は筋肉量が減少しやすいですが、MCTオイルは筋肉の分解を防ぐ効果も期待されます。
脂肪を主なエネルギー源として利用することで、筋肉がエネルギーとして消費されるリスクを軽減し、健康的な体づくりをサポートするのです。
以上のように、MCTオイルは「脂肪として蓄積されにくい」「食欲抑制」「脂肪燃焼促進」「筋肉維持」といった様々なダイエット効果が期待できます。
MCTオイルダイエットのやり方
ここでは、MCTオイルを使ったダイエットの具体的なやり方をご紹介します。
摂取するタイミングと量に気をつける
MCTオイルを効果的に取り入れるためには、摂取するタイミングと量が重要です。
以下のことを意識しましょう。
1日の摂取量
初めての場合は小さじ1杯(約5ml)から始め、体調を見ながら大さじ1杯(約15ml)まで増やします。
1日2〜3回に分けて摂取するのが理想的です。
空腹時に摂取する
MCTオイルは空腹感を抑制する効果が期待でき、脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きがあると言われています。
空腹時に摂取することで、スピーディーにエネルギーを補給し、空腹感を和らげることができるでしょう。
コーヒーや紅茶に混ぜるのがおすすめです。
運動前に摂取する
MCTオイルは一般的な油と比べて約4倍速く消化・吸収され、すばやくエネルギーに変換されます。
実際に、運動30分前に摂取することで持久力が向上し、脂肪燃焼を促進するとされているのです。
また、研究結果では、MCTオイルを12週間継続摂取したグループで、平均4.5kgの減量効果が確認されています。
糖質制限と併用する
MCTオイルで効率良く痩せるためには、糖質制限を取り入れることがポイントです。
糖質を多く摂ると、体は糖を主なエネルギー源として利用し続けます。
しかし、糖質を制限するとエネルギー源が脂肪に切り替わり、「ケトン体回路」が働き始めるのです。
具体的には次のような食事例がおすすめです。
・昼食:サラダチキン+野菜サラダ(ドレッシング代わりにMCTオイル)
・夕食:魚や肉のグリル+蒸し野菜
糖質制限はパンやご飯などの炭水化物を減らし、代わりにタンパク質や脂質を多く含む食品を摂ることが基本です。
液体に混ぜて摂る
コーヒーや紅茶、ドレッシングなどの液体と一緒に摂取することで、MCTオイルの消化吸収が促進され、エネルギーとしてより効率的に利用されます。
・サラダドレッシング:サラダに直接かけたり、自家製ドレッシングに使用。
・スープやヨーグルト:冷たい料理や飲み物にも適しています。
ただし、高温で加熱すると成分が変性するため、炒め物や揚げ物には不向きです。
最低3ヶ月は継続する
効果を実感するには3ヶ月以上継続することをおすすめします。
1週間~1ヶ月で減量できた人もいますが、実際には3ヶ月以上継続して効果を実感した人の方が圧倒的に多いです。
基本的に即効性のある方法ではないので、短期間で結果を求めず、無理なく続けられる方法で実践しましょう。
ダイエットにおすすめのMCTオイルは?
MCTオイルには様々な商品があるので、どれを選べば良いか迷う方も多いでしょう。
そこで、ダイエットに特におすすめのMCTオイルをピックアップしました。
仙台勝山館:MCTオイル
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・容量:360g
・価格:約2,200円
仙台勝山館のMCTオイルは、無味無臭で料理や飲み物に使いやすいのが特徴です。
日本国内で製造されており、高品質なので安心して摂取できるでしょう。
特にダイエット初心者にも使いやすく、スムージーやコーヒーに混ぜるだけで簡単に摂ることができますよ。
日清オイリオ:MCTオイルHC
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・容量:400g
・価格:約2,200円
日清オイリオのMCTオイルは、液だれしない容器に入っているので、使い勝手が良いです。
また、無味無臭なので、サラダやスープ、ヨーグルトなどさまざまな料理に取り入れやすいでしょう。
少量サイズもあるため、お試しで購入したい方にもピッタリですね。
LOHAStyle:MCTオイル・ピュアオイル
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・容量:450g
・価格:約2,150円
LOHAStyleのMCTオイル(ピュアオイル)は、大容量でコストパフォーマンスが抜群です。
こちらも無味無臭です。
保存性も高いため、長期的に使用したい方にもおすすめです。
まとめ
「それって実際どうなの課」の検証では、MCTオイルを摂取することで短期間でも体重減少効果が確認されました。
腸内環境改善や脂肪燃焼効率向上など、その効果には科学的な根拠もあります。
無理なく健康的に痩せたい方には、ぜひ取り入れてもらいたいです。