ねったぼの保存方法!ケンミンショーで歴史や由来を紹介?

【ケンミンショー】ねったぼの歴史や由来は?作り方や保存方法も公開! ライフスタイル

2025年1月2日放送のケンミンショーで、ねったぼについて紹介されました!

 

ねったぼ

ねったぼの保存方法

「ねったぼ」はサツマイモと餅を練り合わせた郷土料理で、作りたての柔らかい食感が魅力です。

しかし、保存方法を工夫すれば後日でも美味しく楽しむことができます。

以下に、適切な保存方法をご紹介します。

 

冷蔵保存方法

ねったぼは冷蔵保存が可能です。

密閉容器やラップでしっかり包み、冷蔵庫に入れておけば2〜3日程度は美味しさを保てます。

ただし、冷蔵すると餅が固くなりやすいため、食べる際には電子レンジで軽く温めると柔らかさが戻ります。

また、温めすぎると乾燥するので注意してください。

 

冷凍保存方法

長期保存したい場合は、冷凍がおすすめです。

以下の手順で保存すると風味を損なわずに保てます。

1)ねったぼを1回分ずつ小分けにしてラップで包みます。

2)ラップの上からさらにジッパー付きの保存袋に入れ、空気を抜いて密封します。

3)冷凍庫に入れます。

冷凍保存をすることで、約1ヶ月もちます。

解凍する際は、冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジで軽く加熱してください。

ただし、一度解凍したものを再冷凍すると品質が落ちるのでおすすめしません。

 

保存時の注意点

きな粉をまぶした状態で保存すると、湿気を吸って風味が落ちることがあります。

そのため、きな粉は食べる直前にまぶすのがおすすめです。

また、冷凍する際はなるべく平らにして保存すると、解凍時にムラなく温まりますよ。

 

ねったぼの歴史

「ねったぼ」は、宮崎県や鹿児島県を中心とした九州地方の郷土料理で、江戸時代から伝わる歴史ある料理です。

蒸したサツマイモ(甘藷)と餅を練り合わせて作るシンプルながらも素朴な味わいが特徴の芋餅の一種となっています。

地域によって「ねりくり」や「からいも餅」とも呼ばれています。

ねったぼの歴史は、江戸時代まで遡ります。

当時、鹿児島ではサツマイモが多く栽培されており、飢饉や災害時の救荒作物として重宝されていました。

サツマイモは米よりも育てやすく、痩せた土地でも収穫できるため、農村部で主食や間食として利用されていたのです。

特にお正月には餅つきが行われ、その際に余った餅や硬くなった餅を無駄にしないために、蒸したサツマイモと一緒に練り合わせるという工夫が生まれました。

この工程で「練ったぼたもち」が語源となり、「ねったぼ」という名前がついたとも言われています。

ねったぼは、農家の間食や子どものおやつとして親しまれ、現代でも地域の家庭料理として作られています。

また、きな粉をまぶしたり、小豆あんを添えたりと多様なアレンジが可能で、その素朴な甘さから地元住民が親しんで食べているのです。

このようにして「ねったぼ」は、地域の気候や歴史と深く結びつきながら、世代を超えて受け継がれています。

 

ねったぼの由来は?

「ねったぼ」の名前の由来にはいくつかの説があります。

1つ目の説は、「練ったぼたもち(牡丹餅)」が訛って「ねったぼ」になったというものです。

この説は、サツマイモと餅を練り合わせる調理法に由来しています。

2つ目の説では、「ねっ(練り)」と「たぼ(接尾語)」を組み合わせた言葉であるとされています。

ここで「ねっ」はサツマイモを練る動作を指し、「たぼ」は方言的な語尾として用いられたとのことです。

また、別の説では、餅を「ぼったぼった」と練る音や動作から名付けられたとも言われています。

このように、調理過程や動作がそのまま名前に反映されたことが特徴的です。

 

宮崎県都城市と鹿児島のねったぼに違いはある?

「ねったぼ」は、宮崎県都城市と鹿児島県の料理として有名ですが、地域ごとに微妙な違いがあります。

それぞれの違いについてまとめました。

呼び名の違い

宮崎県都城市では「ねりくり」とも呼ばれることが多く、この名前は「つき混ぜる」という意味の方言に由来します。

一方、鹿児島では「ねったぼ」や「からいも餅」と呼ばれ、「練ったぼたもち」や「ぼったぼった」と練る動作から名付けられたと言われています。

 

味や作り方の違い

鹿児島のねったぼは、シンプルな味付けが特徴で、砂糖や塩を加えたきな粉をまぶして食べることが一般的です。

一方、宮崎県都城のねりくりでは、黒糖や地元特有の甘醤油を使うこともあり、味付けにバリエーションが見られます。

また、都城では餅よりサツマイモの比率が高めで、より芋の風味を強調する傾向にあります。

 

文化的背景の違い

歴史的に見ると、都城は薩摩藩の影響を受けつつも独自の文化圏として発展しました。

そのため、方言や食文化にも鹿児島とは異なる特徴が残っています。

例えば、「ねりくり」という名称自体が宮崎特有の言葉であり、地域性を色濃く反映しています。

 

以上の通り、「ねったぼ」は名前や味付け、文化的背景にはそれぞれの土地柄が表れています。

鹿児島では素朴で伝統的な味わいを大切にし、都城では少しアレンジを加えた多様な楽しみ方が広がっています。

どちらもその土地ならではの魅力を感じられるので、それぞれの違いを楽しみながら味わってみましょう。

 

ねったぼの作り方は?炊飯器で簡単!

「ねったぼ」は、炊飯器を使えば家庭でも簡単に作ることができます。

ここでは、具体的な作り方を紹介しますね。

材料(4人分)

・もち米:2合
・サツマイモ:400g(皮をむいて適当な大きさに切る)
・塩:小さじ1/4
・きな粉:適量(砂糖を混ぜるとさらに美味しい)

作り方

1)もち米は洗って炊飯器に入れ、水を白米2合の目盛りまで注ぎます。

2) サツマイモは皮をむき、適当な大きさに切ってもち米の上にのせます。

3)通常の炊飯モードでスイッチを入れ、もち米とサツマイモを一緒に炊きます。

4)炊き上がったら熱いうちにしゃもじやすりこ木で、もち米とサツマイモを潰しながら混ぜます。この時、塩を少し加えると味が引き締まります。

5)手に水をつけながら、生地を適当な大きさに丸めます。 熱いので火傷には注意してください。

6)丸めたねったぼに砂糖入りのきな粉をまぶして完成です。

7)お好みで黒蜜やあんこを添えるとさらに贅沢な味になりますよ。

サツマイモの量はお好みで調整可能です。

多めにすると芋の風味が際立つでしょう。

また、作りたては特に柔らかく美味しいですが、冷めても電子レンジで温め直せば柔らかさが戻ります。

 

まとめ

今回は、ケンミンショーで紹介された「ねったぼ」の歴史や由来、作り方などについてまとめました。

宮崎県都城市や鹿児島県では伝統的な食品で、多くの人に愛されています。

他府県の方も、ぜひ一度その美味しさを味わってみてくださいね。

 

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